Majestouch NINJA FKBN104MC/EFB2は、Power Macintosh G4/DUAL 800の中古を導入したときに付属していた、純正のヘナヘナな打鍵感のメンブレンタイプのUSBキーボードに失望して買った、俗に「Cherry MX 青軸」と呼ばれるメカニカル=キーボードです。まだPower Macintosh G3 MT 266が元気なときに使っていた、往年の名機・「Macway Keyboard Pro for Macintosh TP-997KB-J」(こちらはALPS白軸または黒軸)並の打鍵感を求めて秋葉原を歩き回って数多くのキーボードを試打し、最終的にこれに落ち着きました。
このMajestouch NINJA FKBN104MC/EFB2は「キーを叩いてる」という、しっかりとした打鍵感があるのが特徴ですが、とにかくカチャカチャとタイプ音がうるさいです。私はそのほうが好きですが、打鍵感とタイプ音は完全に好みの問題でしょう。このキーボードはキートップではなくキー前面に印字があるため、使っているうちに指でこすられて印字がかすれてくることがないのも気に入っています。
困ったのは、Power Macintosh G4/DUAL 800をMac OS 9.2.2専用機としてセットアップし、このFKBN104MC/EFB2を接続したときです。DVDドライブの開閉ボタンがないからです。こういうときはGoogleで調べるに限ります。ググりまくった末に見つけたのが、起動するたびにDVDドライブの開閉ができる「Eject Key 10」なのは、「F12キーの代わり、『Eject Key 10』」で書いた通りです。
DELLのDimension XPS B1000r Special Editionを買ったときに付いてきた、DELLの純正キーボードもメンブレンタイプで打鍵感に乏しかったため、このFKBN104MC/EFB2に交換してあります。キーボードは消耗品なので予備に5台確保、もう他のキーボードを使う気になれません。
キーボードは日常の入力作業で酷使するものですから、値段で選ぶのではなく、実際に店頭で試打して納得のいく製品を買いましょう。「メカニカルタイプのキーボードこそが神」とは言いません。メンブレンタイプのキーボードの打鍵感が好きな人や、タイプ音が静かなものが好みの人も居るでしょう。
CherryのMX軸については「ダイヤテック・FILCOメカニカルキーボードに採用されているCHERRY MXスイッチとは」にまとまっているので参考にして下さい。