私は大学時代にコンビニエンス=ストアでアルバイトをしていました。そのとき一番困ったのは10,000円札・5,000円札での支払い。以下は、この経験を元にしたメモランダムです。
コンビニでは会計が3,000円を超えるのは稀です。こういうときに5,000円や10,000円で支払いを受け、お釣りを渡していると1,000円札が不足します。朝、銀行へ両替に行ったのに、銀行が閉まる15:00前に再度両替に行かなければならない日もありました。
この経験から、私は客としての立場ではなく店側の事情を強く意識するようになりました。「10,000円札を出したら悪いな」と思うのです。そこで、私は銀行に行ったときは1,000円札でお金を下ろすことにしました。
10,000円を1,000円札10枚で下ろす方法は簡単で、タッチパネルに「10千円」と入力すれば良いのです。こうするとパネルには「10,000円」と表示されますが、[確認]/[OK]ボタンを押すと現金受け取り口に1,000円札が10枚出てきます。
最初に述べたことの裏返しですが、商売をしていると貴重に感じるのは、1,000円札で支払いをしてくれる客の存在です。4,500円の支払いなら1,000円札5枚で支払ってもらえると助かります。いや、9,000円前後の支払いでは、1,000円札9〜10枚で支払ってもらうことすら助かるのです。このような事情は商売に携わらないと気付きません。
説教臭い話ですが、「相手の立場になって考えよ」・「自分がやられて嫌なことは人にはするな」、と親に言われて大きくなった人は多いでしょう。それを踏まえ、今後は「店にとって良い客」となってみてはいかがでしょうか。